
「うちの子、窓から外に出そうになってヒヤッとした…」そんな経験はありませんか?
猫は好奇心旺盛で、ちょっとした隙間や網戸のたわみから脱走してしまうことがあります。
外に出てしまえば交通事故や感染症、迷子など危険がいっぱい。
でも、市販の脱走防止グッズは高かったり、サイズが合わなかったりすることも多いですよね。
そこで今回は、100均アイテムだけで作れる窓の脱走防止対策をご紹介します。
突っ張り棒やワイヤーネットなど、手軽に手に入る材料を使えば、低コストで自宅の窓にぴったり合うガードを作ることができます。
しかも工具いらずで短時間、DIY初心者でも安心です。
災害などで窓が割れた際の脱走防止にもなります。
この記事を読めば、愛猫を安全に守りながら、換気や日光浴も諦めずに暮らせる窓対策がすぐに始められます。
今日から、安心の「脱走ゼロ」環境を一緒に作っていきましょう。
100均DIYで猫の窓からの脱走防止柵を作るメリット
低コストで始められる安心感
猫の脱走防止グッズは市販品だと数千円から、高いものでは1万円を超えることもあります。
ですが100均DIYなら、突っ張り棒やワイヤーネットなどの材料をそろえても数百円〜千円程度で済みます。
「試しに作ってみたい」という段階でも、気軽に取りかかれるのが大きな魅力です。
万が一うまくいかなかったとしても金銭的なダメージが少なく、改良や作り直しもしやすいですね。
市販品にないサイズ調整や自由度
窓のサイズや設置場所は家によってバラバラです。
既製品だと「あと数センチ足りない」「幅が合わない」などの理由で使えないこともあります。
100均DIYなら、自宅の窓幅や高さに合わせて自由にサイズ調整が可能です。
さらに、猫の行動パターンや性格に合わせて形を工夫できるので、「ウチの子専用」の安心設計ができます。
短時間で完成、工具不要も可能
DIYと聞くとドリルやノコギリが必要なイメージがありますが、100均アイテムを使えば工具なしでも作れる方法が多いです。
結束バンドで固定するだけ、突っ張り棒で支えるだけなど、15〜30分もあれば完成します。
私もこれまでに何度も作りましたが、「あれ?これで終わり?」というくらいあっけなくできることも多いです。
手軽さゆえに、猫の脱走防止対策を後回しにせず、思い立ったらすぐ行動できるのもメリットです。
準備する100均アイテムと選び方
定番の突っ張り棒・ワイヤーネット
100均DIYの脱走防止といえば、この組み合わせが王道です。
- 突っ張り棒:窓枠や壁の間に設置し、ネットやパネルを支える役割。
- ワイヤーネット:猫がすり抜けないサイズ(マス目2.5〜3cm程度)がおすすめ。
突っ張り棒は耐荷重を必ず確認しましょう。
猫が飛びついたときに落ちないよう、なるべく丈夫なものを選びます。
固定用の結束バンド・強力両面テープ
ワイヤーネットやプラ板を突っ張り棒に固定するには、結束バンド(100均で売ってます)が便利です。
強力両面テープは壁や窓枠に直接固定する場合に使えますが、賃貸の場合は剥がせるタイプを選びましょう。
※私の経験上、高温でテープが剥がれやすくなるので、耐久性の面では結束バンドが安心です。
補強に使えるすべり止めシート
突っ張り棒の両端にすべり止めシートを挟むと、設置が安定します。
すべり止めシートはあとが付きにくくなるので、賃貸でもオススメです。
選ぶ際の注意点(耐久性・安全性)
- 金属部分や結束バンドのバリ(尖った部分):猫がケガをしないよう、必ずチェックしてヤスリがけ。
- 樹脂の強度:日光に当たる場所では劣化が早いので、屋内用を選ぶ。
- 猫の性格に合うか:力が強い子やジャンプ力のある子は、より丈夫な素材を選ぶことが大切です。
100均DIYで作る猫の窓からの脱走防止アイデア集
突っ張り棒+ワイヤーネットで簡易フェンス
最もシンプルで汎用性が高い方法です。
- 窓枠の上下に突っ張り棒を設置
- ワイヤーネットを結束バンドで固定
この方法なら、必要な道具は突っ張り棒とワイヤーネット、結束バンドだけ。
15分ほどで完成します。窓を少し開けて換気する際も安心です。
しかし、この方法は見栄えが悪いのが欠点です。
網戸ロック+ガラス飛散防止フィルム
「部屋の明るさを保ちたい」「景色を見せたい」という場合は、この組み合わせがオススメです。
- 網戸ロック(100均)で網戸を開かないようにする
- ガラス飛散防止フィルムを貼り、窓が割れた時でも、脱走できないようにする
この組み合わせは見栄えも視界も良く、猫の脱走防止力も高いと思います。
ただ設置するだけ、突っ張り棚を使う方法
100均でも突っ張り棚が売っています。
これを窓枠に突っ張って設置するだけです。
値段を抑えつつ、簡単に脱走防止用の柵ができます
猫が登れない斜め設置の工夫
ネットを垂直ではなく少し内側に傾けて設置すると、猫がよじ登りにくくなります。
私は過去に好奇心旺盛な若猫が登ってしまったため、この方法を取り入れたら一発で成功しました。
傾ける角度は少しでOK。
設置時のポイントと安全チェック
隙間・たわみ・ガタつきの確認
設置が終わったら、必ず猫目線でチェックしましょう。
- ネットやプラ板の隙間から顔や足が出ないか
- ネットのたわみが大きく、押すと外れそうにならないか
- 突っ張り棒のガタつきがないか
猫は予想以上に力があり、体をねじ込むのも得意です。
少しの隙間でも油断できません。
猫の性格・運動能力に合わせた高さ設定
ジャンプ力がある猫の場合、窓上部までしっかり覆う必要があります。
逆にシニア猫なら中段まででも十分な場合もあります。
多頭飼いの場合は、1匹が足場になってもう1匹が飛び越えることもあるので、より高めの設計が安心です。
誤飲・怪我防止のための素材管理
- 結束バンドの余分な部分は必ず切り落とす(先端が尖らないようにカット)
- 金属パーツやビスの飛び出しは養生テープやカバーで覆う
- 劣化したネットや棒は早めに交換する
特に屋外に面した窓では、風や温度差で素材が劣化しやすいので、定期的な点検を習慣にすると安心です。
まとめ
100均アイテムを使った猫の窓からの脱走防止対策は、費用を抑えつつも効果的に愛猫を守れる方法です。
突っ張り棒やワイヤーネット、透明プラ板など、組み合わせ次第でさまざまな窓に対応できます。
市販品ではサイズが合わない場合や、賃貸で穴あけができない場合でも、100均DIYなら柔軟に対応できるのが大きな強みです。
設置の際は、猫の体格や性格に合わせた高さや形に調整し、隙間やたわみがないかをしっかり確認しましょう。
安全性を高めるために、結束バンドの切り口や金属のバリを処理するなど、小さな工夫も忘れずに。
猫は一度外に出てしまうと、交通事故や感染症、迷子などのリスクが一気に高まります。
日頃から窓周りの安全対策を整えておけば、換気や日向ぼっこも安心して楽しませてあげられます。
愛猫との暮らしを長く、安全に続けるためにも、今日からできる簡単DIYで「脱走ゼロ」の環境を作ってあげましょう。
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