
災害時に猫を連れて徒歩で避難するとなれば、1gでも軽いキャリーが欲しくなります。
重たいキャリーは飼い主の体力を奪い、猫にとっても長時間の揺れや暑さのストレスにつながります。
そこで本記事では、主要なソフトタイプの猫用キャリーを対象に、軽い順にランキング化しました。
0.43kgの最軽量モデルから1kg台の人気リュック型まで、防災はもちろん通院にも役立つ現実的な選択肢をご紹介します。
- ランキングの基準
- 軽さランキングTOP10(2025年版)
- 1位:猫壱(necoichi) キャリーバッグ ライト (0.43kg)
- 2位:猫壱(necoichi) キャリーバッグ (0.75kg)(※付属品込み。本体は0.45kg)
- 3位:OGK技研 ドライブペットキャリー Sサイズ(1kg)
- 4位:アイリスオーヤマ 犬 猫 キャリーSサイズ(1.1kg)
- 5位:LPOTIUS ペットキャリー バッグ 折り畳み 2way(1.1kg)
- 6位:SunStarsPets ペットキャリー 4WAY Mサイズ(1.18kg)
- 7位:SunStarsPets 折りたたみキャリー(1.22kg)
- 8位:Pecute ペットキャリー (1.38kg)
- 9位:Lekesky ペット キャリーリュック(1.4kg)
- 10位:マルチ帆布リュックキャリー(1.5kg)
- 避難を想定した猫用キャリーの選び方
- よくある質問
- まとめ
ランキングの基準
本記事は猫用キャリーのソフトタイプ限定の軽さランキングです(スリング除外・ハード除外)。
Amazonで過去1ヶ月間に100点以上売れている商品やペット用の通販サイトPEPPYでの人気商品を対象として22点を対象として調べ、上位10点をランキング化しました。
計量は表記のバラつきを避けるためすべてkg表記に統一し、軽い順に掲載しています。
避難では「1gでも軽く」が原則ですが、耐荷重・通気・出入口の使いやすさも実用に直結するため、各製品の短評で触れます。
また避難所でのケージ使用を想定して、拡張が可能か、ケージとして使用ができるかについても項目に入れてます。
軽さランキングTOP10(2025年版)
商品名 | 画像 | 重さ | タイプ | ケージとしての使用 | 耐荷重量 | その他 | 販売店での レビュー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 猫壱 キャリーバッグ ライト | 0.43 kg | ハンディ | ✕ | 8kg | ネームカード付き 折りたたみ可 | 4.2 | |
2位 猫壱 キャリーバッグ | 0.75 kg(付属品含む/本体0.45kg) | ハンディ/肩掛け | △ | 6kg | おちつくネット付属・折りたたみ可 | 4.2 | |
3️⃣位 OGK技研 ドライブペットキャリー | 1.0 kg | ハンディ/肩掛け | △ | 6kg | 折りたたみ可・日本メーカー設計 | 4.8 | |
4位 アイリスオーヤマ 折りたたみキャリー Sサイズ | 1.1 kg | ハンディ/肩掛け | ✕ | 5kg | 折りたたみ可 | 4.3 | |
5位 LPOTIUS ペットキャリーバッグ 2way | 1.1 kg | ハンディ/肩掛け | △ | 8kg | 3面通気・洗える | 4.5 | |
6位SunStarsPets ペットキャリー 4WAY 折り畳みMサイズ | 1.18 kg | ハンディ | △ | 7kg | 折りたたみ可 | 4.2 | |
7位SunStarsPets 折りたたみキャリー | 1.22 kg | ハンディ/肩掛け | △ | 8kg | 色展開豊富 折りたたみ可 | 4.1 | |
8位 Pecute ペットキャリー | 1.38 kg | ハンディ | ✕ | 5kg | 折りたたみ可 | 4.5 | |
9位 Lekesky ペットキャリーリュック | 1.4 kg | リュック | ◯ | 9kg | 拡張可能 | 4.6 | |
10位 マルチ帆布リュックキャリー | 1.5 kg | リュック/ショルダー | △ | 6kg | 日本製・倉敷帆布使用 | ― |
1位:猫壱(necoichi) キャリーバッグ ライト (0.43kg)
0.43kgでとにかく軽量。
ハンディ主体のため長距離は肩掛け補助の工夫を。
耐荷重は8kgとなっています。
ネームカード付き。
カスタマーレビュー4.2(5657件)、「使いやすくてコスパが良い」というレビューが目立ちます。
2位:猫壱(necoichi) キャリーバッグ (0.75kg)(※付属品込み。本体は0.45kg)
0.75kgでとにかく軽量。
肩から掛けることも可能です。
天井面が大きく開き、側面の開口部はカーテン付きで視線をカットできます。
耐荷重は6kg。
おちつくネット付属/折りたたみ時の厚さ約3cm。
Amazonカスタマーレビューは4.2(5657件)で「軽量だけどしっかりしてる」というレビューが目立ちます。
避難所でケージとして使うのは少し小さいと思います。
3位:OGK技研 ドライブペットキャリー Sサイズ(1kg)
1.0kgで軽量。
ハンディでも肩掛けでもOK。
車の座席にもカンタンに取り付けて固定できます。
左右と天井が大きく開いて出し入れがカンタンです。
SサイズとMサイズあり。
Sサイズは耐荷重は6kg想定。
折りたたみ可/日本メーカー設計。
レビューは4.8(22件)で「めっちゃ良い商品」など高評価のレビューが目立ちます。
4位:アイリスオーヤマ 犬 猫 キャリーSサイズ(1.1kg)
1.1kgで軽量。
ハンディでも肩掛けでもOK。
Sサイズの耐荷重は5kg想定。
折りたたみ可。
レビューは4.3(933件)で「コンパクトで小さい猫にはおすすめ」とのレビューが目立ちます。
5位:LPOTIUS ペットキャリー バッグ 折り畳み 2way(1.1kg)
1.1kgで軽量。
ハンディでも肩掛けでもOK。
折りたたみ可能。(折りたたみ時厚さ約3cm)
耐荷重は8kg想定(10kgとの表記もあり)。
左右と上面が開放できる。
レビューは4.5(27件)で、「しっかりしていて良い」というレビューが目立ちました。
6位:SunStarsPets ペットキャリー 4WAY Mサイズ(1.18kg)
1.18kgで軽量。
ハンディでも肩掛けでもOK。
左右と天井面が開く。
耐荷重は8kg想定。Lサイズもあり。
折りたたみ可。
レビューは4.2(331件)で「しっかりしているけど軽くて良い」というレビューが目立ちます。
7位:SunStarsPets 折りたたみキャリー(1.22kg)
1.22kgで軽量。
ハンディでも肩掛けでもOK。
耐荷重は8kg想定。側面と上面が開きます。側面に目隠しカーテンあり。
色のバリエーションが豊富でおしゃれです。
折りたたみ時の厚さは約3cm。
レビューは4.1(152件)で「カワイイ」、「デザインが良い」というレビューが目立ちます。
8位:Pecute ペットキャリー (1.38kg)
1.38kgで軽量。
ハンディでも肩掛けでもOK。
耐荷重は5kg。
上面に目隠しカーテンはあるが側面には付いていません。
折りたたみ可。
レビューは4.5(516件)で「折りたたみも組み立てもカンタン」「しっかりしている」というレビューが目立ちます。
9位:Lekesky ペット キャリーリュック(1.4kg)
1.4kgで軽量。
今回調査した拡張可能なキャリーの中では最軽量。
背負えるため両手が空き、徒歩避難で有利。
拡張可能で居住スペースを確保しやすい。
側面が大きく開く。
耐荷重は9kg想定。
レビューは4.6(7件)で、「軽い」「リュックでカンタンに運べる」といったレビューが目立ちます。
10位:マルチ帆布リュックキャリー(1.5kg)
重さは1.5kg。
背負えるため両手が空き、徒歩避難で有利。
耐荷重は6kg。
写真はグレー、他にブラウン、ネイビーがある。
倉敷産帆布使用の純日本製。少しお高めですが、質を求める方にはおすすめ。
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避難を想定した猫用キャリーの選び方
軽いかどうか
避難時に持ちだす物品は、自分の荷物+猫+猫の荷物です。
家族で分散するにしても軽いにこしたことはありません。
数個の商品で迷ったら軽い方を選ぶことをおすすめします。
肩に掛けたり、背負えることが優先
両手が空くとドアをあけたり、物に掴まったり色んな動作ができます。
通気と視界
メッシュ面積が広いほど熱がこもりにくく、反面、外が見えすぎる難点があります。
メッシュ窓にはカーテンなどの目隠しが付いている方が不安軽減に有効です。
耐荷重と底の剛性
実荷重は「猫の体重+小物」で増えます。
底板がたわむと酔いや不安の原因に。
底面の滑り止めとキャリー内のベルトの有無も確認。
サイズと出入口
体長にゆとりがあること。
上開き+側面開きは取り出しやすく脱走リスクを下げます。
ファスナーロックがあればさらに安心です。
短期間ならケージとして使用できるか
避難所ではケージが無いことも多々あります。
拡張機能付きのキャリーなら、短期間であればケージとしても使用できます。
よくある質問
- Q. 2匹同時に入れていい?
A. 基本はNG。短距離の一時退避のみ可。耐荷重と底の剛性を厳守し、原則は1頭1キャリー。 - Q. キャスターよりリュックが良い?
A. 徒歩避難は段差・混雑・雨でキャスターが不利。背負える構造+胸/腰ベルトを優先。 - Q. 雨天はどう守る?
A. 撥水生地・止水ファスナー/レインカバー・底面の浸水対策。内側はタオル+袋で二重化。 - Q. 夏の暑さ対策は?
A. メッシュ面積と風抜けを確保。直射日光は避け、保冷剤は厚手タオル包み+短時間使用。 - Q. 通院と両立できる?
A. 可能。普段から使い慣らし、避難想定ならリュック型を選ぶ。 - Q. サイズの目安は?
A. 体長+約10cm・座位の耳先+約5cm。上開き+側面開きだと出し入れが安全。
まとめ
避難時は「軽さ=行動力」
まずは、避難場所までの距離を確認し、猫をキャリーに入れて、避難グッズを全て持ってみて、家の周りを歩いてみましょう。
おそらく、ほとんどの方が途中でダウンするか疲れ切ってしまうと思います。
災害時に、安全に猫と避難できるためには準備が全てです。
今のうちにキャリーや防災グッズの軽量化を始めましょう。