
災害時に避難する時は自分の荷物+猫+猫の荷物を持たなければなりません。
だから猫砂は軽いほうが絶対におすすめです。
また、システムタイプのトイレはかさばるし、荷物が増えるので、固まるタイプの砂が圧倒的にオススメです。
基本的に避難所では猫の物資は飼い主さんが全て準備しなければなりません。

そこで、本記事では猫のトイレ砂の1Lあたりの重さ(kg/L)を基準に、軽い猫砂ランキングを作成しました。
持ち運びしやすく、薄敷きで運用できる現実的な“非常用セット”づくりを後押しします。※システムトイレ用の砂は扱いません。
ランキング作成のポイント
売れ筋の商品18種を比較し1リットルごとの重量を計算しました。
- 対象:ノーマル用の「固まる」猫砂のみ(システム用は除外)
- 指標:容量(L)と重量(kg)からkg/L(1リットルごとの重さ)を計算(数値が小さいほど軽い)
- 注意:同一銘柄でもロット差や粒径で重量差が出ることがあるため、目安値として扱う
- 色んなバリエーションがある商品は一番軽い物を代表としています
軽い猫砂ランキング【2025年版】(ノーマル&固まるタイプ)
※1リットルごとの重さが小さい順。
商品名 | 画像 | 材質 | 容量 | 重量 | 1リットルごとの重さ |
---|---|---|---|---|---|
1位 アイリスオーヤマ ペーパーフレッシュ PFC-7L | 紙 | 7L | 約1.7kg | 0.24 kg | |
2位 AKANE ダブル中空おから猫砂 | おから | 7L | 約1.9kg | 0.27 kg | |
3️⃣位 nekoneru 固まる流せる紙の猫砂 | 紙 | 7L | 約2.102kg | 0.30 kg | |
4位 ペティオ ガッチリ固まる木の猫砂 | 木 | 7L | 約2.3kg | 0.32 kg | |
5位 charm 青色に変わる 固まる紙の猫砂 | 紙 | 約7L | 約2.4kg | 0.34 kg | |
6位 VINEER おから猫砂 | おから | 7L | 約2.4kg | 0.34 kg | |
7位 ペパーレット 紙砂 小粒(6L) | 紙 | 6L | 約2.3kg | 0.38 kg | |
8位 アイリスオーヤマ ガッチリ固まってトイレに流せる猫砂 GTN-7L | 木系ブレンド | 7L | 約2.7kg | 0.38 kg | |
9位 ライオン ニオイをとる砂〈軽量タイプ〉 | ハイブリッド | 5L | 約2.3kg | 0.46 kg | |
10位 ペグテック トフカスPEE | おから | 7L | 約3.75kg | 0.53 kg |
軽い猫砂ベスト10の一言評価
- 1位:アイリスオーヤマペーパーフレッシュ(紙):最軽量級。薄敷き運用との相性が抜群。粉立ちは少なめ。
- 2位:AKANE ダブル中空おから:おから系でも軽い部類。固まりと消臭のバランス良好。
- 3位:nekoneru 固まる流せる紙の猫砂:重量が明記されていて選びやすい。色変化で処理判断が楽。
- 4位:ペティオ ガッチリ固まる木の猫砂:木系でしっかり固まるタイプ。軽さと扱いやすさの中庸。
- 5位:charm 青色に変わる 固まる紙の猫砂:固まった場所が分かりやすく、避難所でもメンテが簡単。
- 6位:VINEER おから:軽さは合格点。おから慣れの子に。
- 7位:ペパーレット紙砂・小粒:小粒で固まりやすい。可燃ごみ処理もしやすい。
- 8位:アイリスオーヤマガッチリ固まってトイレに流せる猫砂:木系ベースで固まる+流せる。軽量帯に入るので、防災バッグ向けにも現実的。
- 9位:ライオン ニオイをとる砂軽量タイプ…鉱物×植物のハイブリッド。ベントナイトより軽い。燃えないゴミとして処分。
- 10位:ペグテックトフカスPEE(おから)…軽さは平均的。固まり・消臭に強み。
紙・木・おからは軽量、ベントナイト(鉱物系)は重いのが基本傾向。
におい・粉立ち・飛び散りは銘柄差が大きいので、非常用でも自宅で慣らし運用しておくと安心。
軽い猫砂を非常時に持ち出すための必要量とパッキングの必要性
目安の消費量(薄敷き運用)
猫砂の消費量の目安です。これをもとに防災グッズの準備をしましょう。
- 1匹=1日あたり約1L(底にペットシーツ+砂は1〜2cm)
- 想定例
- 1匹3日:約3L
- 1匹7日:約7L
- 2匹3日:約6L/7日:約14L
- 3匹3日:約9L/7日:約21L
(多頭ほどスコップ処理の頻度を増やし、砂は“継ぎ足し”で節約)
持ち出し“最軽量セット”例
猫砂は雨などで濡れて固まらないように、二重の袋に入れておきましょう。
- 折りたたみトイレ(ソフト)×1
- 紙または木砂 7〜10L(日数に応じて小分け)
- ペットシーツ 5〜15枚(底敷きして吸水の消臭の補助)
- スコップ、防臭ゴミ袋(うんち&使用砂を都度密封)
- 大型ポリ袋(トイレ内張り用・二重に)/使い捨て手袋/ウェットティッシュ
- 消臭補助(重曹小分け・活性炭パック等)
「猫トイレの“防災セット”最適解|軽い砂+消臭袋+折りたたみ容器」の記事はコチラ
避難所での運用のコツ
避難所ではスペースや物資が限られ、普段通りのトイレ環境を整えるのは難しいものです。
だからこそ、限られた砂を効率よく使い回す工夫が重要になります。
以下のポイントを押さえておくと、衛生的で猫も落ち着きやすくなります。
- ポリ袋二重+シーツ1枚→砂薄敷きが基本形。排泄後は固まった部分を即スコップで除去。
- 砂が尽きたら:新聞紙を細裂き+シーツ交換で応急延命。
- におい対策:防臭袋で都度密封。可能なら重曹を少量ふりかけ。
- トイレに流さない:避難所の排水トラブル防止のため、可燃ごみで密封廃棄。自治体指示を最優先。
素材別の傾向と選び方
猫砂の材質ごとに、軽さ・使い心地・処理方法は大きく異なります。
防災用として持ち出す場合も、普段から猫が慣れている材質を選ぶことが安心につながります。
ここでは、紙・木・おから・鉱物それぞれの特徴をまとめます。
- 紙…とにかく軽い。粉は銘柄差あり。無香料を選ぶと失敗しにくい。
- 木(ひのき等)…軽い+扱いやすい。香りに反応する猫は事前慣らし必須。
- おから…軽めだが銘柄差大。湿気で崩れやすい個体あり。
- 鉱物(ベントナイト)…固まりと消臭は強いが重い。防災では基本は外すが、におい優先の子には検討余地。
猫のタイプ別アドバイス
猫の年齢や体質によって、適した猫砂の選び方も変わります。
防災用だからといって軽さだけで決めてしまうと、猫に合わずストレスや体調不良の原因になることも。
ここでは、タイプ別に注意しておきたいポイントを紹介します。
- 高齢・腎臓ケア中(尿量多め)…最軽量一辺倒にせず、吸収量を優先。
- 子猫…小粒すぎは誤食リスク。粒径に注意。
- 敏感な子…無香料・粉少なめを。切り替えは数日かけて混ぜ替え。
買って終わりでなく一度使ってみましょう
猫砂は商品によっていろいろな違いがあります。
特に防災用として備えるなら、一度実際に使ってみて、使用感を確かめてみましょう。
以下の項目を事前にチェックしておきましょう。
いざ、避難所で使い始めた時にガッカリしないようにしておきましょう

- 猫が使ってくれるか
- 持ってみて軽いかどうか
- 流せる・燃やせる等の処理方法
- 消臭力や粉が大量に出ないかなどの砂の性能
よくある質問
Q.「流せる紙砂」は避難所のトイレに流していい?
A. **基本NG。**詰まりやすく、避難所ルールでも禁止されがち。可燃ごみで密封廃棄が原則。
Q. ベントナイトは重いけど、選ぶ価値は?
A. 固まり・消臭に強み。長期滞在で臭気が厳しい環境では選択肢。ただし持ち運び負担は増える。
Q. 砂が湿ってきたら?
A. 開封後は小分け+乾燥剤。湿気た袋は避難時に回さず、日常で先に使い切るのが安全。
まとめ
防災目線では、ノーマルトイレ+軽い猫砂を薄敷きするのが最適解です。
まずは自宅で非常用セットの試運転をして、猫に合う砂と手順を確認しておきましょう。
猫はあなたの家族です。
猫を守るためにはいろいろな知識や準備が必要です。
避難所には猫用の物資は一つもありません。
猫が頼れるのはあなただけです。あなたがしっかり準備して下さい。